YOLO 〜人生一度きり〜

「好きなことを仕事にしたい」日々気付いたこと、好きなこと等書いていきます。

組織の存在目的

ティール組織のキーワード3つ目

③「組織の存在目的」

 


生命体や生物のように生きている

ティール組織は、

日々新たな目的を求めながら進化し続けています。


そのため、

従来の組織のように存在目的や将来ビジョンを

固定化して脇目も振らずその方向に向かって

突き進むのではなく、

組織の声にしっかりと耳を傾け、

組織の存在目的が変化していないかを

常に意識しておかなければなりません。

 

「組織が成し遂げたいことはなにか」

「組織はどのような速度で成長したいのか」

「組織はメンバーにどのような活動を求めているのか」

 

組織から感じ取らなければならない想いは多岐に渡ります。
このような数々の問いに対して常日頃から意識を向けることができるよう、

ミーティングの際に参加メンバーのものとは別に『組織』用の椅子を用意し、

組織目線でミーティングに参加したい時には

誰でもその席に自由に座れるように

工夫している組織も存在します。

 

ある組織で組織目線の意見を言う時、

全員の前にベルがありそれを鳴らして意見を

するそうですが、

慣れてくるとベルを鳴らそうとしただけで、

あ、私が違ってたとなるそうです(笑)

 

〈組織の存在目的を活動内容に

反映させるためのポイント〉


多くの組織において人材は、

経営者や管理者の設定した予算内で

与えられたノルマを達成することだけに

意識と時間を集中させています。

 

このような状況では、

組織の存在目的を活動内容に反映させることはおろか、

組織の想いが日々変化していることに気付くことさえままなりません。
どれだけ素晴らしい

ミッション・ステートメントを掲げていたとしても、

それが形だけのものとなり、

組織や人材の活力に変換されていないので

あれば何の意味もないのです。

日々変化し続ける組織の想いを正しく把握し、

活動内容に反映していくためには、

精神的余裕や感受性、協調性、柔軟性など

数多くの要素が必要となります。


以下の点に取り組むことによって、

組織や人材の持つ力や可能性を最大化し、

組織の存在目的を活動内容に反映させることが

可能となるでしょう。

 

トップダウンによる目標設定や予算設定は、

人の行動や判断を制限し、

情熱や集中力を奪ってしまう恐れがあるため

行ってはいけない


・自社の存在目的を達成させるために

協力的なのであれば、たとえ競合他社であっても

味方であり仲間であるということを理解する

 

・利益とは組織の存在目的を達成する過程で

自然に発生する副産物であり、

利益を生み出すために仕事内容を

変化させるべきではないことを理解する

 

・セルフマネジメントに移行することで、全ての人が生まれながらに保有している感覚的センサー機能を開放する

 

・新規顧客の開拓や新規人材の雇用をはじめ、

全ての意思決定は

「組織が存在目的に寄与しているか」を基準にして行う


・組織の存在目的や将来の方向性について話し合い、

自分たちの活動が組織や社会に対してどのような

好影響を与えたのかを振り返る機会を定期的に設ける

 

私の会社の場合存在目的は

「医療貢献」「疾患治癒」など

であるはずです。

 

しかし、トップダウンの目標の為、

「実績を上げること」

が目標になっています。

達成しなければボーナスに影響するので(笑)

 

是非会議で組織用の椅子を用意して

みたいものです。